金子石塔塚古墳

(かなごせきとうづかこふん)

1.所在地 総社市秦873番 
2.墳 丘 円墳 
3.規 模 直径 約26m
4.主体部 横穴式石室(石室全長11.6m、玄室奥行き5.5m、幅1.9m、高さ2.4m)
5. 埋葬品 須恵器、馬具、武器、金銅製の亀甲文板片
6.時 期 6世紀後半
7.概 要 
  金子石塔塚古墳は朝鮮半島から伝わった横穴式石室である。石棺の蓋は家の形をして
 おり、材質は井原市浪形で産出する貝殻石灰岩である。
  この石棺は、こうもり塚古墳、江崎古墳の物と形、材質が類似しており、同盟関係に
 あったように思われる。
  埋葬品の中に「金」を施した冠の一部が装飾品として出ていることから相当の地位の高い
 人だと思われる。
  6世紀後半の新本川流域の盟主が被葬者と考えられる。