秦原廃寺  岡山県指定重要文化財(県指定)

(はだはらはいじ)

 

1.所在地 総社市秦2328番9 
2.創 建 飛鳥時代(592~708年)
3.伽 藍 南門、塔、金堂、講堂、他3つ計7つの建物が存在したものと考えられる。
4.寺  域  東西 一町、南北 一町叉は一町半と想定されている。
5.概 要
   秦原廃寺(秦廃寺)跡地には、現在、塔心礎や礎石が一同に集められているが、
  出土した瓦等から、飛鳥時代に創建された中四国最古の寺院跡とされている。
   ここから出土した軒丸瓦は、二種類が確認されており、その一種類が、岡山県内で
  最古の飛鳥様式の八葉単弁の蓮華文の瓦で、もう一種類は、吉備式と呼ばれるも
  のである。なお、瓦の窯跡が秦天神社の境内内で発見されている。